target="_brank">http://tellshow.goemonburo.com/ フォーカルジストニア | ギターときどきDIYところによりパスタ

ジストニア講習会終了

本日ご参加いただいた皆様
お疲れ様でした☆

今日なにかしらのヒントを持ち帰ってもらえたら幸いです。

僕も興味深い話を聞けて、有意義な時間を過ごせました。



また機会があれば企画したいと思います!


フォーカルジストニア 区切り 23:40 区切り comments(0) 区切り - 区切り

2018.2.11(日)音楽家の10人に1人が発症すると言われているフォーカルジストニアについて語ります

6年前フォーカルジストニアを患い、3年前に定位脳手術を受け、その後リハビリを経て演奏活動に復帰した自分の経験をもとに、 講義&トークセッションを行なうことを決定いたしました。

今現在ジストニアになってしまった方、以前弾けていたフレーズが弾けなくなったり弾きにくくなった方、演奏者としてジストニアにならない方法を知りたい、指導者としてジストニアにさせない、悪化させない方法を知りたい方など
多くの方に聞いてもらえたら嬉しいです。

少しでも自分の経験が皆様のお役に立てればと思います。

●『フォーカルジストニア』からの復活
〜音楽家の10人に1人が発症する難病を克服するヒントを伝授します〜

▼講義内容
1.ジストニアとは
2.ジストニアになった原因と症状
3.ジストニアと闘いながらの演奏活動
4.数々の病院を受診、自分にとって良い病院、悪い病院
5.リハビリのみで回復を目指す講習会に多数参加、 自分に合う方法、合わない方法
6.定位脳手術について
ア、費用 イ、成功率 ウ、副作用の有無
7.術後のリハビリについて   など

▼ビデオ上映
出来なかった演奏と、出来るようになった演奏

▼質疑応答
時間の許す限り

2018年2月11日(日)
 時間:14:00〜 
 費用:4500円
 場所:高田馬場フェリーハ JR高田馬場駅徒歩5分 新宿区高田馬場4-13-10 佐野ビル4F
 募集人数:4人〜12人
※募集人数に満たない場合延期になることもございますのでご了承下さい。

お申込み
MAIL:tellmeshowmeteruishow@yahoo.co.jp  または ukulele@kusu.jp
WEB:http://tellshow.netまたは http://kusu.jp


 


フォーカルジストニア 区切り 22:41 区切り comments(0) 区切り - 区切り

ヘバーデン結節・ブシャール結節

ってなに??

ってなりますよね!

うん、なりますわな。



こないだあるミュージシャンの方とお話をする機会があり、
自分はヘバーデン結節・ブシャール結節だということを教えていただきました。

指の関節が変形して痛みを伴い
指の動きが制限されてしまい、楽器演奏などが困難になる病気(間違っていたらごめんなさい)で、二年経てば悪化はしなくなる。
しかし改善はしない。。。


しかも治療法はない。



まあ多少軽減する治療法はあっても
完治にはほど遠いと。。。





やはり僕の職業性ジストニアのときと同じように(少し乱暴ないいかたですが)
病院や、怪しげな講習会や治療法(笑)なども体験したらしくどれも結果が出なかったようです。

これも自分に合う方法と合わない方法があると思うので一概には言えないですけどね。



うーん





なんかないすかー?

治療法とか、手術とか!


誰か知らないですかねー。







ジストニアの治療法も手術以外の
方法が確立されたらもっといいと思います。




あー、世の中にはいろんな病気があるのね〜

と秋の夜長、夏のような気温の日に
1人物思うのであった。。。


フォーカルジストニア 区切り 22:51 区切り comments(0) 区切り - 区切り

音楽家の職業病『ジストニア』克服への道 PART-5 手術後のリハビリとフォーム改造〜完治へ

今回は最終章PART-5です。見逃した方は
PART-1はコチラ
PART-2はコチラ
PART-3はコチラ
PART-4はコチラ


PART-5 手術後のリハビリとフォーム改造〜完治へ(2014年7月〜2016年4月)

18. 2014年7月頃よりギターを弾きながらリハビリを開始。

 7月に入ると手術による気持ち悪さもだいぶ減ったので
 ギターを弾き始めました。
 ギターを弾けることへの感動もありましたが、
 リズムが以前よりも全然とれなくなっていることに
 愕然としました。

 あとしゃべりが全然いけてない(笑)
 思っていることがうまく言葉にならない。
 まあこれも半年経てば治ると言われてましたが、
 1年半くらいかかったかなぁ。
 ただ単に年取って言葉がうまく出てこなくなった
 という噂もありますが(笑)
   
 10月、3ヶ月検診に行って異常なしでした。
 手術した10人に1人くらい再発してしまう人もいるらしいですが
 運よくそれは乗り越えられました。
 3ヶ月大丈夫なら手術の効果は半永久的に続くそうです。
 正直この段階でかなりホッとしました。

 11月に入るとリズム感も少し復活、
 だいぶ弾ける曲も増えてきてストリートライブ
 も行い演奏能力も70%くらい回復しました。
 それと同時に右手親指の状態が完全に回復していないため
 以前弾けていたときよりも少し内側に入ってしまう感は
 拭い去れませんでした。  


19. 2014年12月 右手フォーム改造を決意

 やはりこのまま続けていてもこれ以上回復しないと思い
 右手フォームの改造を決意しました。

 もともとフォーム改造をきっかけに
 ジストニアになってしまったので、
 これを決意するにもだいぶ勇気がいりました。


 これまでのフォームから 
 IMG_20151122_230214.jpg


 右手i人差し指、m中指、a薬指をさらに折り曲げ、
 p親指を外側に出すようにしました。
 IMG_20151122_230158.jpg
 親指が外側から回るようにし
 手術後でもわずかに内側に屈曲するのを防ぐ。
 親指の通り道を変えるイメージです。
   
 見た目に違いはびみょう〜(笑)

 あんまり変わっていないので
 簡単なように思いますが
 まずは爪のあたる場所が変わってくるので
 爪の形の研究からしました。
 imaの指を折り曲げたことにより
 爪がひっかかるようになったので
 あっちを削ってこっちを削って
 削りすぎたら伸びるまで待って。。。
 それだけで7ヶ月くらいかかったかなぁ〜。。。
 いまだに試行錯誤です。

 この段階で70%弾けてたのが演奏能力10%に逆戻り、
 この半年は暗黒の時代でした(笑)


20. 2015年6月 p親指だけで動かすときはOK
   
 p親指とi人差し指、m中指、a薬指を同時に動かすときには
 うまくいかないが、p親指だけの場合は
 新しいフォームの動きが身についてくる。

 この段階で演奏能力40%に回復。


21. 2015年8月 pima全部の指を同時に動かすときも
  思うように動いてくれるようになる。
  
 フォームチェンジから9ヶ月、
 この段階で演奏能力55%回復。
 これまで3歩進んで2歩下がるという感じだったのが
 やっと日々回復に変わってくる。

22. 2015年9月 演奏能力68%回復   
23. 2015年10月 演奏能力75%回復
24. 2015年12月 演奏能力90%以上回復


ここからは日々少しずつゆっくり回復していく感じがあります。
いまでも昔の自分の動画をみると
よく指動いてんなーぁ〜、と感心します(笑)

新しいフォームが一年経ってやっと身についてきたので
これからはまだギタリスト一年生という
フレッシュな気持ちで望みたいと思います。

残りの10%は1年かかるか3年かかるか5年かかるか
もっとかかるかわかりませんが、
日々良くなっていますし、もっと良くなる気がします。
ほんとに。


最後に自分の考える『フォームチェンジについて』と
『ジストニア克服法』についてまとめてみます。

●右手のフォームチェンジについて
(手術後はもちろん、ジストニアになってない人も気をつけたほうがよいと思うこと)

・まず、野球のピッチャーなどにおいても
 フォームチェンジによって肩を壊す選手がいるということを念頭におく。
 そのため慎重に長い時間をかけて
 おこなったほうがよいと思います。

・脱力はもちろん大事。しかしフォームを変えるには
 新しい筋肉を使わないといけないので最初多少の力みには目をつぶる。
 最終的に脱力できていればよい。

・パート3で少し触れましたが演奏活動をしている人は
 出来ればやめているときにおこなったほうがいいと思う。
 新しいフォームを固めようと思っても最初は下手になるので、
 どうしても人前で弾くときは古いフォームで弾くことになってしまう。
 そうすると新旧フォームが混同してしまう。
 (自分もそれでジストニアになってしまったと思う)

・弾いていて調子が悪い日、
 思い通りに指が動かない日はギターを弾かない。
 そういう日は精神的にも落ち気味です。
 ストレスを抱えての練習は絶対によくない、
 ジストニアの原因になると思います。

・あとどこかの筋肉がひきつってプルプルしているときも
 ギターから離れたほうがいいと思います。
 ただの筋肉痛はべつですよ(笑)
 新しいフォームの神経回路を構築している途中で、
 脳がそれを処理している時間だと推測します。
 まあ推測でしかないですけど。。。

 
●ジストニア克服法

1.一番はジストニアにならない(笑)これがベストです。

 山登りをするといいとか、朝カレーを食べるといいとか、
 真面目な人はなりやすいとか、本やネットを見ても
 いろんな説がありますが、
 ジストニアになった人の話しを総合すると
 どれもあんまり確実ではないです。

2.ジストニアに(調子悪く)なってしまったらギターから離れる。

 ギターから離れてもジストニアになってしまっていたら治りません。
 すこし調子が悪いくらいなら治る可能性もあると思います。
 ただジストニアになってしまった場合でも
 悪化を遅らせることは出来ると思います。

3.ジストニアの原因である悪い信号を出している神経回路を抹消する。

 ア)一番手っ取り早いのが定位脳手術です。 
 僕の場合はこれで治りました。

 イ)薬(アーテン)、注射(ボトックス)を使う
 
 これは人により効果が出る場合と出ない場合があります。
 楽器演奏など細かい動きが必要な場合には期待が薄いです。
 薬は飲みましたが僕には全くききませんでした。

 ウ)リハビリを行なう

 これも人により効果が出る場合と出ない場合があります。
 ゆる体操、アレクサンダーテクニーク、
 イザベルカンピニオンメソド、フェルデンクライスメソド、
  ホアンキンファリアスメソド(DVD)、
 脳のワークショップ講習会
 などを見、聞き、体験しました。

 かなり説得力のあるリハビリ方法もありましたが
継続を断念、残念ながら僕はリハビリで治すことは出来ませんでした。
 
 エ)非侵襲に脳を電気刺激する手法
 
 新しい治療法で手術よりも気軽にできる方法。
 効果はみられるがその効果の継続においては
 まだ研究段階だと思います。
 今後に期待です。


4.新しい神経回路を構築する

 フォームチェンジをする場合でもしない場合でも
 一から楽器を始める気持ちが必要でしょう。

 3を飛ばして4を行なう場合、
 古い神経回路が悪化する可能性があるので
 かなり慎重に行なう必要があるかと思われます。


 

 
以上をもって私のフォーカルジストニアの歴史は終了です。
フォーカルジストニアの症状はひとりひとりちがうので
どうしてもケースバイケースになってしまいます。
僕のケースをここにこれだけ書いても当てはまらない人がほとんどだと思います。
しかし何かのヒントになればと思い、ここに記させていただきました。
またなにか気づいたことがあれば発信したいと思います。


おわり☆


 

フォーカルジストニア 区切り 18:50 区切り comments(0) 区切り - 区切り

音楽家の職業病『ジストニア』克服への道 PART-4 定位脳手術

今回はPART-4です。
PART-1はコチラ。PART-2はコチラ。PART-3はコチラ


PART-4 定位脳手術(2014年6月)
  
17. 2014年6月20日 定位脳手術を受ける

   6月18日 入院
    ・血液検査、レントゲン、心電図、ギターの指の動きの動画撮影、
     シャーペンを持つ指の動きの動画撮影、ギターを弾くときの脳波測定
     など。 

   6月20日 手術当日
    ・額と後頭部に4箇所局所麻酔をしてフレームを頭に固定
     まあまあ痛いです。
 
      
    手術の不安と寝不足で顔が死んでます(笑)

    ・フレームをはめたまま車椅子で移動、MRI、CTの検査をします。
     まあまあ長いです。

    ・手術室で前頭部に局所麻酔を打ち、
     ドリルで直径1cmほどの穴を空けます。
     局所麻酔ですのでゴリゴリ音も聞こえますし
     脳にドリルが刺さるのが怖くて
     超ドキドキしましたが、大丈夫でした、
     生きてます(笑)

    ・手術中は寝たままの状態でギターを弾きながら
     悪い信号を出している神経を先生が焼いていきます。
     初めは低い温度で神経を仮死状態にし
     手指の状態を見て完全に悪い神経を高い温度で焼きます。
     仮死状態になった神経は半年以内に復活します。

    ・右手親指は手術中悪い信号を出している神経を焼くと
     みるみる正常に戻っていき、
     結果的に右手親指の角度は90%くらい戻りました。

    ・シャーペンのほうは残念ながら治りませんでした。
     ギターの方に重点を置いていたので仕方ないでしょう。
  
    ・最後に穴を空けたところにセラミックをはめ込んで縫います。

    ・手術後はベッドに寝た状態で安静を翌朝まで保ちます。
     おしっこしたくなったら看護婦さんを呼びます(笑)


   6月21日〜6月25日 退院まで 
    ・手術後3日目くらいまではだいぶふらふらでしたが
     お見舞いに来てもらえるとすごく嬉しかったです。

    ・これは手術経験者や平先生に聞いてもあまり
     そのような人はいなかったようですが。。。
     手術後1,2週間は頭を少し振ると脳みそが動いているような、
     水の中にいるような音がしてだいぶ不安でしたが
     これもその後はなくなりました。
 
    ・抜糸は一週間後で、このころまで入院するのが一般的なようですが
     僕は病室の隣のおじさんがめっちゃうるさくて眠れなかったので(笑)
     5日目くらいに退院しました。 

    ・入院中は食事もすこし気持ち悪くて残しましたが
     退院してからは徐々に食欲も増していきました。
         

PART-5に続く。

 

フォーカルジストニア 区切り 17:51 区切り comments(0) 区切り - 区切り

音楽家の職業病『ジストニア』克服への道 PART-3 手術なしでのリハビリから手術を決意するまで

今回はPART-3です。PART-1はコチラ。PART-2はコチラ


PART-3 手術なしでのリハビリから手術を決意するまで(2013年2月〜2014年4月)

ギターを構える姿勢はもともと左右のバランスが悪いので
バランスを良くすることで症状の回復がのぞめるのではと考え
本来の右利きを左利きに変えてギターを弾くことにも挑戦しました。
ですが非常にむずかしかったので断念しました(笑)

余談ですが演奏の活動を休止してから、しばらく行っていなかった
草野球チームに参加するようになりました。
それからバランスを良くするためにバッティングセンターで
もともと右打ちでしたが左打ちにも挑戦しました。
バッティングあんまり関係ないんじゃ???
と思われる方もいらっしゃると思いますが。。。

たぶん関係ないです(笑)
PAP_0570.JPG
写真)バッティングセンター


14. 2013年4月頃 リハビリのみでジストニアを克服したギタリストの話を聴き
 実際にレッスンを受け、それを実践開始する。

1年間はギターから離れ、身体法を取り入れ、その後指のリハビリに移る。
演奏の仕事をお断りして、レッスンもお休みをいただきました。
この時の決断は自分的に非常に勇気がいりました。
が、あとになってみればすごく重要な決断でした。(詳しくはPART-5で)

いろいろな方のジストニアの講習会に足を運びました。
どれが自分に合っているか、どれが自分が信じられるか
の観点からリハビリ法を選びました。

15. 2013年12月頃 シャーペンを持つときの右手にも症状があらわれる。
(親指の屈曲)

この頃は演奏を全くしていなかったので、打ち込み(DTM)をしたり
自分の曲の楽譜を書いたりしていました。
手書きできれいに書こうとしていたところ
今度は日常生活の、文字を書くという行動にも影響が出てしまいました。
以後はfinale(楽譜を書くソフト)を購入し、
それで入力するようにしていました。

16. 2014年4月3日 右手のリハビリをするも断念 東京女子医大、平先生のもとへ

2月頃から右手指のリハビリを開始しました。
レッスンの時にすごく良いヒントはいただいたのですが
リハビリトレーナーもいない、
日常生活(文字を書くとき)にも症状が出るくらい悪化している、
正解がわからない、この動きをすることによって悪化したらどうしようという不安
など、一ヶ月くらいで辛くなって断念してしまいました。

だいぶまえからネットでしらべ、
手術を受け演奏に復帰した方の話も数人から聞き(直接お会いしたりメールで)
東京女子医大で受診もし、手術があることは知っていたのですが
恐ろしくてそこに踏み入れることは出来ませんでした。
しかし、もう手術しかないと、決断しました。



この期間にジストニアの講習会およびレッスンは5つ行きました。


PART-4に続く




 

フォーカルジストニア 区切り 11:35 区切り comments(0) 区切り - 区切り

音楽家の職業病『ジストニア』克服への道 PART2 症状が悪化しながらの演奏活動

今回はPART-2です。PART-1見逃した方はコチラ


PART-2  症状が悪化しながらの演奏活動(2012年4月〜2013年2月)

症状が徐々に悪化して演奏活動の休止を決断するところまでです。

6. 2012年4月後半 2週間程度レッスン以外での演奏を休む。
  休み明けは調子が少し良くなったように感じたが
  弾いてるうちにまた4月初めと変わらない状態に戻り、
  人差し指で親指の曲がりをガードしながら弾く奏法で演奏の仕事を乗り切る。
  CA3G0141.jpg


7. 2012年6月中旬 演奏の仕事が一段落したので再び2週間程度レッスン以外を休養。

8. 2012年6月下旬 休養の甲斐なく症状が変わらないため、新奏法に着手する。
  ピックを持ってエレキギターを弾く際には症状が出なかったのでピックで親指の代わりをし、
  残りの中指m、薬指a、小指chを使って弾く。
  CA3G0147.jpg
  ギターを叩く奏法などに対応するためピックを落とさないよう親指に貼り付ける。

  CA3G0146.jpg
      速い単音弾きのパッセージは本来imで弾く代わりにピックで弾く。

9. 2012年7月 小指もだいぶ自分の言うことを聞くようになってきたので、
  新奏法により演奏活動を再開。
  2011年以前よりは狭まったものの、いままでのレパートリーもだいぶ
  弾けるようになる。
  ただ使う指を代えたためタッチが弱くなっていたので
  生音ライブではなくPAの力を借りてライブ活動も再開。

10. 2012年9月中旬 生音ライブを試みて、
  右手のタッチを強くする練習に取り組むも本番直前に悪化。
  ピック+指奏法でも親指が内側に曲がり人差し指は伸びるようになり、
  親指と人差し指でつねにピックをはさんでいることが困難になる。
  ピックのみでエレキなどを弾く場合はふつうに弾けていた。

11. 2012年9月下旬〜11月中旬 イベント演奏が続いていたので、
  さらなる新奏法を模索するが、
  どれも長い時間安定して弾くことが出来ないので、
  曲によって奏法を変えて対処。
  その間開発した主な奏法は。。。
  (1)ピック超指先貼りつけ+中指m、薬指、小指ch奏法
    CA3G0148.jpg
    超指先で持つことによりピックと弦のあたる角度を
    正常なものに近づける。
    この状態で長時間演奏を続けると親指に力が入ってきて
    コントロール不能になってくる。

  (2)ピック関節貼りつけ+中指m、薬指、小指ch奏法
     関節のところにピックを貼り付けることにより
     親指の屈曲の影響が少なくなる。
     しかし、本来と異なる部位でピックを持つため
     コントロールがうまく出来ない。

  (3)ピック三角消しゴム貼りつけ+中指m、薬指、小指ch奏法
     親指が屈曲する角度にあわせて消しゴムをその角度に切り取り、
     三角形になった消しゴムを指に貼り付け、その上からピックを貼り付ける。
     ピックと弦の角度はよいがこれもコントロールがうまく出来ないので断念。

  (4)ピックピンどめ貼りつけ+中指m、薬指、小指ch奏法
     親指に髪留めのピンを貼り付け、親指の屈曲をガード。
     これもコントロールはしにくい。

  (5)親指の屈曲を人差し指でガード、+中指m、薬指、小指ch奏法
    CA3G0153.jpg
     これもだんだん人差し指で親指をガードしきれなくなってくる。

12. 2012年11月中旬 人差し指の背で親指代わり奏法を開発。
    CA3G0143.jpg

   その後の演奏の仕事はこの奏法で乗り切る。
   しかしこの頃になるとピックのみでエレキギターを弾くときも
   親指が内側に曲がりピックを落としそうになる。
   CA3G0149.jpg
    本来はこう。


   CA3G0150.jpg
    親指の屈曲があるため、当時のピックの持ち方はこう。

13. 2013年2月初旬 演奏の機会があったのでそれに向けて軽く練習中に悪化。
  さらに指が内側に曲がるようになりまたまた新奏法で乗り切る。
  親指を手のひらにべったりつけて、人差し指の背で親指の代わりをするが、
  人差し指と親指の接触はない状態。
   CA3G0144.jpg
  この日を最後に演奏活動を休止。


演奏活動と平行していろいろな病院も7ヶ所行きました。
病院やその主治医については音楽ジストニア仲間と話しした際に
だいたい意見が一致しているところもあり、
効果のあることやないことや、
いろいろ言いたいこともあるのですが、
ここで書くのはちょっとアレなんで。。。

う〜ん、やはり治療法が確立してないだけのことはあるな
というところです。




あとちょっとマニアックな説明で
ギターを弾かない人にはなにがなにやら
(弾くひとにもあんまり伝わってないかも^^;)
な感じですいません!


PART-3に続く

 

フォーカルジストニア 区切り 15:58 区切り comments(0) 区切り - 区切り

音楽家の職業病『ジストニア』克服への道 PART-1 フォーム改造から発症まで

どうも。

仰々しいタイトルで読むのをためらった方もいらっしゃるかと思いますが
なにせスマホからブログが読みやすくなったことに免じて
よかったら見てやってください(笑)

今回フォーカル(職業性)ジストニアを克服できたことで
すべての音楽家に発症の可能性があること、
非常に怖い病気であること、
難病といわれているけれど治る可能性が全然あること、
を伝えていければよいと思いました。
全然あるっておかしな日本語ですが。。。

予防や改善に少しでもお役に立てればと思い
PART-1からPART-5までまとめさせていただきました。



PART-1 フォーム改造から発症まで (2011年初旬〜2012年4月)

まず参考までに自分の弾いている楽器を記しておきます。
メインはクラシックギターで、エレキギターやアコースティックギター、
ウクレレ、エレキベースも演奏します。

ではフォーカル(職業性)ジストニアという病気がどういったものなのか
特徴をあげてみます。

●フォーカルジストニアの特徴(お医者さんに聞いたものや本で読んだことです)
 ・繰り返し同じフレーズを練習しすぎると脳がミスディレクションをおこし、
  演奏時思い通りに指が動かなくなる。
 ・腱鞘炎とはちがい痛みは全くない
  (無理して弾き続けると腱鞘炎などの痛みを伴うこともある)
 ・ギター弾くときのみ発症(進行すると普段の生活にも支障きたす場合もある)
 ・ギターを弾くのをやめてしばらくしても症状がよくなることはない
 ・治療法はいまだに確立されていない
  (アーテン〈飲み薬〉、ボトックス〈注射〉、リハビリ〈様々〉、定位脳手術など)

●自分の場合は
 ・演奏時意に反して右手親指が内側に曲がる。
  (右手で4を示しているような状態)
 ・またその影響により人差し指が伸びる。
 ・その後悪化してピックも普通にもてなくなる。
 ・さらに悪化しシャーペンで字を書くときにも症状が出るようになった。
 ・左手はまったく異常なし。

●ちなみに完全に悪化する2012年4月までのフォームはこんな感じでした。
  CA3G0140.jpg

●発症のきっかけから今までの流れをまとめてみました。

1. 2011年初め頃 クラシックギターでトレモロ奏法(右手親指p→右手薬指a→
  右手中指m→右手人差し指iを連続して弾く)を行う際に
  ほかのフレーズを弾くときと少しフォームが違うことが気になり
  フォーム改造に着手する。

2. 2011年4月頃 この頃からウクレレを弾く機会が増える。
  ウクレレの右手の基本的なフォームは親指がそれ以外の4本の指の下を通るイメージ。

2. 2011年7月頃 改善されてきていたように思われていた新しいフォームが、
  トレモロ奏法の際、親指が以前よりも内側に入り、
  人差し指は以前よりも伸びるようになる。

3. 2011年年末〜 右手親指p、人差し指iの矯正のための練習曲をひたすら練習。
  練習時間を増やす。
  その後2012年4月に行われるフィンガーピッキングコンテスト本戦出場に際し、
  それまでに必ず治そうと躍起になって弾く。

4. 2012年4月初め、その結果完全に指を壊し、どんなパターンの曲やフレーズでも
  常に右手親指と人差し指の悪い症状が出るようになる。

5. 2012年4月フィンガーピッキングコンテスト終了後、病院をはしご。
  『フォーカルジストニア』であることが確実となる。


●まとめ『フォーカルジストニア発症の原因』

 ・フォームの改造に取り組むも、それまでのフォームで演奏活動をしながら行なった。
   →2つのフォームが脳神経の混乱をきたしたと推測
 ・ウクレレの演奏機会が増えたこと。
   →右手親指のフォームがクラシックギターと異なる
 ・調子を崩し始めたときに反復練習を増やしたこと。
 ・コンテストの精神的プレッシャーの中で反復練習を行なったこと。

自分の分析では以上のことが発症の原因になっていると思います。
あくまで自分の見解ですのでちがうかもしれません。


PART-2へ続く


 

フォーカルジストニア 区切り 17:08 区切り comments(0) 区切り - 区切り

パスタ&リハビリ回復状況

ひさびさの更新がこりもせずまたパスタ(笑)

IMG_20151012_214119.jpg
たらこバスタ。

たぶん初アップ!?

1.鍋に水、こんぶだし、めんつゆ少々、海鮮なんかあるやつ(いかホタテえびなど)でだしとります。
2.お皿中央にバターとお皿脇にわさびをセッティング。
3.たっぷりの塩水で茹でたパスタと、1のだし汁を皿に投入。
4.ひたすら混ぜたらたらこときざみのりと大葉をかけてできあがり。


かーんたーんおーいすぅぃー!



ちなみにリハビリは地道に続けております。
前回ブログでお知らせした6月の回復率40パーセントでしたが
7月末になってやっと55パーセント
そこから順調に9月はじめに68パーセント
10月今現在75パーセントくらいに回復しました。

完全回復にはまだまだですが、いまのところ順調にきています。
まあこの先どうなるかわかりませんが気長にいきましょう!
そうしましょう!
ええ、そうしましょう!





 

フォーカルジストニア 区切り 22:16 区切り comments(0) 区切り - 区切り

フォーカル(職業性)ジストニアの手術から1年

だいぶごぶさたになっちゃいました!

DIYも料理も野球もネタがつきたのでそろそろ本業の方を。。。(;^_^A




すべては演奏活動に復帰してからまとめてご報告しようと思いましたが。。。

なかなか復活できないので少しだけご報告(;^_^A

現在、右手親指が自分の意志とは関係なく内側にまがってしまう不調
(フォーカルジストニア)により2013年2月から演奏活動を休止しております。
音楽家の20人に1人発症すると言われ、傷みはなく、楽器を弾く時のみ症状があらわれ、
進行すると日常生活にも支障をきたす病気です。

リハビリのみでの復帰を目指しましたが、進行して字を書く時にも症状があらわれるようになり、
限界を感じ昨年の6/20に手術に踏み切りました。

この定位脳手術は頭蓋骨に穴をあけ、悪い信号を出している神経を焼き切るというもの。
部分麻酔をして手術台の上でギターを弾きつつ会話をしながら手術が行われるという、
ウソのようホントの話しです。

この手術によって右手親指の不調は90パーセント回復したと思います。
術後3ヶ月再発がなければ、手術の効果は半永久的に続くそうです。
10人に1人再発の可能性があるらしいですが、僕の場合には幸運にも大丈夫でした。

その後先生がおっしゃるとおり6ヶ月くらいで後遺症もほとんどなくなり、
術後ろれつがまわらなかったしゃべりの方もだいぶ回復しました。



去年の11月末にはリハビリの一貫でヘブンライブ(ストリートライブ)をやるくらいには回復しました。

しかしながら難しい曲になると、いままでのフォームでは弾けないのです。
90パーセントの回復ではそこがどうしてもうまくいかないのです。

そこで去年の12月からフォーム改造に取り組みました。


が、


これがなかなかどうして、一筋縄にはいかない。
長年ついた癖や、ジストニアになってから無理やりフォームを変えて弾いていた癖が邪魔して
新しいフォームがなかなか定着してくれない。




とまあそんなこんなで地道なリハビリ生活は

トンネルのむこうに一筋の光が見えては消え、

三歩進んでは二歩下がる、

ワン、ツー、ワン、ツー

水前寺清子なわけです。





というわけで、弾けてたときを100とすると
演奏活動をやめた頃2013年2月が 55
手術直後が2014年7月が 5
ヘブンライブやったころ同年11月が 70
フォーム改造し始めたころ同年12月が 10
いまが 40
ってとこでしょうか。。。



あらためて手術から一年、手術してくださった平先生、
アドバイスをいただいた方々、背中を押してださったた方々、
お見舞いに来ていただいた方々、心配してくださった皆様、
サポートしてくださった方々、
ほんとうにありがとうございました☆


まあ復帰はいつになるかわかりませんが
そのときは報告いたします。

それまではまたDIYと料理と野球ブログになると思いますが(笑)よろしくお願いします☆













 

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